Excelの名前を付けて保存のショートカットキーはF12
新規に作成したExcelファイルだけでなく、既に保存済みのファイルでも、F12(ファンクションキー)で名前を付けて、別ファイルとして保存することができます。
「Ctrl + S」で上書きをした方がいいのか?
「F12」で新規に保存し直したほうがいいのか?
操作自体はどれも単純ですが、意外と考えさせられるテーマです。
名前を付けて保存する方法
既に保存済みのファイルでも、名前を付けて保存することができます。
ファイルを開いている状態でF12を押すと、以下のような「名前を付けて保存のダイアログ」が表示されます。(保存済みでないファイルでも同様です。)
そして、名前を付けて保存する場合には、
- 新しい名前
- 保存場所
- ファイルの種類
を指定する必要があります。
ちなみに、保存場所やファイルの種類に変更がなければ、わざわざ指定する必要はありません。
名前だけ変更して保存しましょう。
また、通常、既に保存済みのファイルを新たに名前を付けて保存する場合、ファイルの種類を変更する、ということはめったにありません。
F12キーを押しても「名前を付けて保存のダイアログ」が表示されないのですけど・・
パソコン(DELLのPCなど)によってはFnキーを押しながら、ファンクションキー(この場合F12)を押す必要があります。
表示されました。
ありがとうございます。
F12以外で名前を付けて保存する方法
ちなみに、ファイルタブからも「名前を付けて保存」することができます。
- ファイルタブから名前を付けて保存する方法
- ファイルタブを左クリック
- 名前を付けて保存をクリック
- 保存場所・ファイル名・ファイル形式を指定して保存
保存済みのファイルでも、名前を付けて保存を使う場面
「保存済みでないファイルであれば「Ctrl+S」で名前を付けて保存」であるならF12キーを使う場面はあるのでしょうか?
「Ctrl+S」を覚えていれば、十分なのではないでしょうか?
言わんとすることはよく分かります。
「Ctrl+S」で保存済みでないファイルなら名前を付けて保存、保存済みなら上書き保存となります。
キツネさんの言わんとすることは、言い換えると、そもそも既に保存済みのファイルで名前を付けて保存することがあるのか?ということになります。
確かに、既に保存しているファイルを上書きでなく、わざわざ名前を付けて別のファイルとして保存する、ということは一見なさそうです。
ただ、ファイルを別にして保存する、ということはあります。
特に試行錯誤をして作成している場合にあります。
- レポート内容を作成している
- Excelでマクロを組んでおり、コードを改変している
といった場合、追加で書いたレポート内容よりも前の方が良かった、コードを改変したがうまく動かないので、とりあえず前の状態に戻したい、といったときに、
- 上書き保存をしているので前の状態に戻れない(注1)
- 大幅に変更してしまい、前の状態に戻すのが面倒
といったことなどが発生します。
注1
ファイルを閉じていなければ「Ctrl + Z」などで、ある程度元に戻すことは可能です。
また、バージョン履歴で元に戻せるケースもあります。
今まで、とりあえず「Ctrl + S」で上書き保存をしていた方は、それだけでも立派なことです。
ただ、せっかくこのページを見て頂いたので、今後は、
- 本当に上書きでいいのか?
- 別のファイルとして保存したほうがいいのか?
という視点も持って頂ければと思います。
⇧目次に戻る最後まで閲覧して頂きありがとうございます。
- この記事を書いた人
- 都心綜合会計事務所
エクサル ExcelとTKC会計ソフトを連携した経理の効率化・HPの作成や運用・動画制作などを担当しています。
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